2020年S級ライセンス講習会

Jリーグ監督になるために必須である‘‘S級ライセンス講習会‘‘が、新型コロナウィルスの影響により、当初より4か月遅れてスタートしました。例年とは少し違う雰囲気で行われた開講式が終わり、2020年度1発目のセッションとしてチームビルディングが行われました。
まだお互いに名前も覚えきれていない、マスクで顔半分が覆われて表情も読み取れない、そんな困難な状況下でチームづくりを実戦しました。
予定調和のない体験的な学習のなかで、今回もとても学びのある刺激的なセッションでした。
「ここで結果が出せるかどうかがチーム浮沈の分岐点!」
というシチュエーションは必ずやってきます。
そんな状況を、監督としてどう舵取りしていくかがテーマとなりました。
結果が出せればチームは勢いに乗る。出せなければチームは下降線をたどり、監督の責任問題に発展する。でも、結果を約束できる人はこの世にいない・・・。かと言って、運に身を委ねるわけでもない・・・。監督として何ができるのか・・・?
「あのときが分岐点だったな」と振り返ることはできますが、当事者になると「いま、自分がその分岐点にいる」ということはなかなか自覚できないモノです。今回のセッションでは、受講生の皆さんとそれらのポイントが共有できたように思います。
今年は色々とイレギュラーな講習会になりますが、受講生の皆さんと色々なことを学んでいきたいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。

http://www.jfa.jp/news/00025291/