Jリーグ監督を養成するS級コーチ養成講習会は、担当してから今年で10年目になりました。
監督に対する重圧は、近年ますます厳しいものになっていると思います。
特に、シーズンの開幕が早まる傾向が続き、プレシーズンキャンプでの準備期間は10年前と比較して数週間も短縮されました。
監督自身のコンセプトを浸透させ、機能するチームを作るには十分な時間がありません。
また、結果が出なかった場合、辛抱強く時間を与えてもらえず、チームを去ることになる監督が増えています。 そして、コーチからのスライド昇格人事で監督に就任するケースも目立ちます。 今年は、そんな現状を踏まえた内容にしてほしい、というオーダーがありました。
実はサッカーだけでなく、2018年からバスケットボール協会のS級コーチ養成講習会にも関わっており、今年で5年目になりました。
サッカーとバスケットボール、競技は異なりますが、チーム作りの根幹は同じです。