もう1か月くらい前になりますが、2017年もS級コーチ養成講習会(前期)が終了しました。S級ライセンスは、日本サッカー協会最上位のライセンスであり、Jリーグの監督になる上で必須ライセンスです。毎日のようにたくさんの指導実践や講義、プレゼンテーションなどを重ねます。
私の担当するチームビルディングの講義・実技には、皆さんとても興味を持ってくださります。それもそのはず。監督になったとき、試合でいくら正しい戦術選択をしても、いくら正しいタイミングで選手交代をしても、選手たちがその気になっていなければ意味がありません。どうやってチームをまとめ上げ、目標に向かってチームの一体感を高めるのか、それはリーダーとして最大の関心事です。
サッカーは、どんなにクラブの予算規模で上回っていても、ピッチに立てるのは11人のみ。結果的に良い選手がベンチを温めることになります。選手層が厚いとも解釈できますが、不満分子に発展する危険もはらんでいます。
逆に、格上相手に粘り強い守備で応戦し、1発の鋭いカウンターで大金星を挙げて地域を元気にしたい、などと言う大義や使命感を持ったチームは、戦力的に不十分でも実力以上の結果を手にすることもあります。
どのようにチームをマネジメントするか、常にリーダーは選択・決断の連続です。
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