サッカー日本代表 森保新監督誕生

ワールドカップが終わり、気が付けばあっという間に8月突入です。サッカー日本代表の新監督には森保さんが就任されました。
森保さんの著書「プロサッカー監督の仕事」では、選ぶときには物凄くエネルギーを使うかわりに、自分の選んだ選手・スタッフを心から信じ、大切にしていることがうかがえます。「頑張っている選手・スタッフをさらに追い込むようなことはしない」「プレッシャーをかける方法もあるが、僕はプレッシャーをどう取り除いてあげるかが大切だと思う」という趣旨の文言があります。これは、ただのぬるま湯とは違います。毎日厳しい目で見守り、毅然とした態度で監督としてのフィロソフィーを貫く強さも持ち合わせています。その上で、仲間のわずかな変化を見逃さず、タイミングを見計らって声をかけ続けることが最大のポイントです。
精神的に追い込む、執拗にプレッシャーをかけ続ける、それは自分の選んだスタッフ・コーチ陣を信頼できていない、もっと言えば選んだ自分の目に自信がないということかもしれません。人は期待をかけられたときに力を発揮するものです。
次のワールドカップまでの丸4年間を初めて託された日本人指揮官ですから、日本人の強みを最大限に引き出すチーム作りに期待します。