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コンサドーレ札幌の指導に行ってきました

札幌 河合選手神田選手札幌 監督

天皇杯の関係でリーグ戦が中断する8月末、J2優勝&J1昇格に向けて首位をひた走るコンサドーレ札幌の指導のため、北海道に行ってきました。台風10号の接近により、羽田を発つことも危ぶまれましたが、無事に仕事を終え、戻ってくることができました。
宮の沢の練習場は素晴らしい景観で、トレーニングも驚くほど雰囲気が良く、選手・スタッフ全員が躍動していました。私の仕事は、首位独走になりつつある中で残り12節をいかに闘うか、より厳しくなる研究・対策をどう乗り越えるかを選手とともに考え、意識統一していくことでした。ぜひ、納得のいくシーズンを送ってほしいと思います。

写真は四方田監督、マリノスで同じ時間を過ごしたチーム最年長38歳の河合竜二選手、若手有望株の神田夢実選手です。

#Jリーグ #コンサドーレ札幌 #四方田監督 #河合竜二選手 #神田夢実選手

企業研修等の活動報告

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8月下旬、いくつかの研修を担当させていただきましたので、簡単にご報告いたします。
1つ目は、関西電力労働組合様の研修についてです。
入社5年目以内の方々が対象でした。どうしても受け身になりがちな研修ですが、いかに楽しく、そして納得感を高められるか、と考え抜いて準備をしました。「大きな組織を若手から動かすのは無理」と諦めてしまわず、「すぐにでもアクションを起こしたい」という気持ちになっていただけていたら最高です。

2つ目は、相模すぎのこ幼稚園様の研修をご紹介します。昨年に引き続き、今年もお声かけいただき、ありがとうございました。
先生方を取り巻く人間関係(子ども、職員同士、保護者)をうまく融合させ、チームの力を最大化していく方法、コミュニケーションを円滑にする方法について、皆さんと一緒に考えていきました。園舎も先生方も素敵な幼稚園です。

#関西電力 #相模すぎのこ幼稚園 #チームビルディング #研修

横浜FC vs コンサドーレ札幌 

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2016プレシーズンの沖縄キャンプからサポートしているコンサドーレ札幌の試合を観に行きました。1試合消化が少ない中、2位との勝ち点差7で首位独走となりつつある中、悲願達成に向けて再び8月末に指導依頼をいただいております。指導に向けて、今回は事前の情報収集を兼ねての観戦でした。
前節、カズ選手のゴールで接戦を制した横浜FC、連勝中で好調を維持しているチーム同士の対戦でしたが、札幌は6月8日以来2か月ぶりの敗戦となりました。
この結果を悲観することなくを冷静に受け止め、悲願達成に必要なピースを見つけ出し、チームに還元することが私の責務になります。
ケガによる長期離脱で、都内にてリハビリ中の稲本選手も応援に駆け付けました。ベンチには背番号17の千羽鶴も掲げられ、チーム一丸を感じました。

#コンサドーレ札幌 #首位 #稲本潤一

ロアッソ熊本の遠征先を訪問

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7月30日、ヴェルディ戦を翌日に控えたロアッソ熊本が前泊をする都内ホテルを訪ねました。
震災後、選手たちは車中泊やカップ麺生活を送り、チーム活動は一時休止状態。避難所巡りを繰り返し、1度も90分の実戦形式をできないコンディション不良の中でリーグ再開となりました。

ただでさえ過酷な状況にも関わらず、休止中の未消化試合を平日に組み込まれ、身体的にも精神的にも相当きつい状態で、他クラブと比べても大きなビハインドであることは間違いありません。それでも、3試合消化の少ない現段階で一定の順位を保てているのは、選手・スタッフの真の強さです。
開幕前のプレシーズンキャンプ、熊本に指導に行ったときの印象は「強い仲間意識」でした。清川監督も「全員が前を向き、一体感は保てている」と話してくれました。夏本番を迎えるこれから、ますます過酷な状況になりますが、熊本180万県民は、「結果」ではなく、ひたむきに闘う「姿」に感動するはず。勇気を配り続けてほしいと思います。

写真は、清川監督とチーム最年長の藏川選手です。

#ロアッソ熊本 #清川監督 #藏川選手

S級コーチ養成講習会 前期レポート②

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S級レポート前期①では、監督とコーチの役割の違いについて触れました。今回は、「役割」についてさらに踏み込んで考えてみましょう。

私たちは日常的に様々な場面で役割分担をしますが、プロサッカーチームでも同様です。コーチングスタッフには、監督・ヘッドコーチ・コーチ・GKコーチ・フィジカルコーチ・分析担当コーチなどがいます。それに加えて、ドクターやトレーナーなどのメディカルスタッフなどもいて、それぞれが役割分担で仕事をしています。
分担のメリットは、「責任の所在が明確」になり、「専門性が発揮しやすい」点ですが、一方で「分担以外には無関心」にもなりがちで、「分担の境界が仕事の切れ目」になってしまう恐れがあります。
良い監督は、スタッフ全員が専門を発揮し、気持ちよく目標に向かって仕事ができる環境を整えます。そして、専門性の境界によって仕事がぶつ切りにならないよう、上手に流れを生み出します。日の当たらないスタッフにイキイキと職務に当たってもらう、それも監督の仕事です。そして何より、自分と意見の違うスタッフ、自分より専門性の高いスタッフをそばに置く勇気こそ、成功するリーダーの条件だと思います。

#S級ライセンス #監督の仕事 #専門性 #役割分担

S級コーチ養成講習会 前期レポート①

今年も、日本サッカー協会S級講習会で10時間ほどの講義・実技を担当しております。S級は国内最上位の指導者ライセンスであると同時に、「Jリーグ監督」の必須ライセンスでもあるため、A級までとは異なり「監督」としての側面を強調しているのが特徴です。
コーチと監督、一体何が違うのでしょうか?コーチはその語源(長距離バス)のとおり、選手個々を成長させることが1つの大きな役割だと思います。いっぽう、監督は英語でManager(マネージャー)、つまりマネジメントする立場だということが分かります。
そうなると、役割の違いは明確です。コーチは選手の成長を手助けし、監督はチームの舵をとるわけです。もっと簡単に言えば、監督には「決断」と「責任」が伴うのです。
次節に向けて選手選考をじっくりと「決断」することもあれば、勝利を引き寄せるために一瞬で選手交代を「決断」することもあります。そして決断に対しては「責任」を負うという過酷なサイクルです。
Jリーグ監督は、選手・クラブ・スポンサー・サポーター・メディアなど、常に大きな重圧下での決断が連続します。その状況に耐えて良い仕事をするコツは、感謝・謙虚さ・信念を持ち合わせていることではないでしょうか。

#S級ライセンス #監督とコーチ #決断と責任

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講演のご案内(入場無料)

このたび、一般社団法人 青梅青年会議所様より講演の依頼をいただきました。
7月6日PM7:30~青梅商工会議所(JR青梅駅から徒歩5分)にて開催されます。
入場無料ですので、ぜひご参加ください。
お申込み詳細は、青梅青年会議所HPをご覧ください。
よろしくお願いいたします。

一般社団法人 青梅青年会議所 http://www.omejc.or.jp/

2006年ドイツワールドカップの記憶

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サッカー元日本代表、福西さんと久しぶりにお会いしました。食事をしながら色々と話が弾みましたが、2006年ジーコJAPANで臨んだドイツワールドカップの話は、チームワークという観点からも非常に示唆に富んでいます。初戦のオーストラリア戦、先制したものの逆転され、1-3で敗れた試合の悔しさは今でも私たちの胸に刻まれています。

あのとき、ピッチ内で何が起こっていたのか?ベンチで何が起こっていたのか?1点を守るために、相手の猛攻を全員で凌ぐのか?それとも、2点目を奪って勝負を決めにいくのか?選手交替による監督のメッセージをどう解釈するか?

実際にはそんな簡単な話ではなく、体力・精神力・緊張感も限界、歓声によって仲間の声も聞こえないなかで迫られた「決断」の瞬間でした。福西さんは、「今になって考えても一番難しい局面だった」と振り返っています。いずれにしても、一体感を保つために短時間で「決断」の迫られる状況でした。

「勝てるはずの試合を落とした」と誰もが口にして、しっかり検証し日本の財産にしなければいけないと痛感した敗戦でしたが、2014年ザックJAPANで臨んだブラジルワールドカップでも、悲劇は繰り返されたように感じます。

今年のS級講習会では、監督とコーチの違いの1つ、『決断』について、例年以上にフォーカスしています。後日S級のレポートをしますのでお楽しみに。

※福西さんの著書をご紹介します。

#チームワーク #ドイツワールドカップ #福西崇史 #決断

「勝つ」組織  書籍紹介1

カバー

『「勝つ」組織 集団スポーツの理論から学ぶビジネスチームビルディング』書籍内容の紹介をさせていただきます。

「思うことがあっても、保身のためには黙っていることが最善だ」「チームワークとは、異論があっても我慢して足並みを揃えることだ」と思いこみ、本音を言えないまま働く人がたくさんいます。長い社会人生活の中でいつしかそれが常態化し、半ばあきらめの気持ちで仕事をしている人もいるかもしれません。
これは、書籍の冒頭「はじめに」で触れている内容です。

「十人十色」の言葉どおり、人は皆、生まれも、育ちも、発想も、価値観も、興味も、特徴も、クセも違います。それを押し殺していくこと、自分らしさを出せないことは、とても窮屈で居心地が悪いと思います。起きている時間のほとんどの時間を「職場」で過ごす私たちですから、イキイキと自分らしく働くことは、そのまま人生の充実に直結します。

本書では、1人1人の「違い」を武器にしたチームづくりを、組織目線・上司目線・部下目線でご提案しています。
多くのチームスポーツにはポジション(役割)が存在します。そのポジションは、1人1人の「違い」からできあがっています。職場のチームワーク向上について、たくさんのスポーツの事例からアプローチした1冊です。スポーツをする、観る、語る、支えるのが好きな皆さま、ぜひ、ご一読いただけると幸いです。

#ビジネス #チームビルディング #スポーツ