サッカー元日本代表、福西さんと久しぶりにお会いしました。食事をしながら色々と話が弾みましたが、2006年ジーコJAPANで臨んだドイツワールドカップの話は、チームワークという観点からも非常に示唆に富んでいます。初戦のオーストラリア戦、先制したものの逆転され、1-3で敗れた試合の悔しさは今でも私たちの胸に刻まれています。
あのとき、ピッチ内で何が起こっていたのか?ベンチで何が起こっていたのか?1点を守るために、相手の猛攻を全員で凌ぐのか?それとも、2点目を奪って勝負を決めにいくのか?選手交替による監督のメッセージをどう解釈するか?
実際にはそんな簡単な話ではなく、体力・精神力・緊張感も限界、歓声によって仲間の声も聞こえないなかで迫られた「決断」の瞬間でした。福西さんは、「今になって考えても一番難しい局面だった」と振り返っています。いずれにしても、一体感を保つために短時間で「決断」の迫られる状況でした。
「勝てるはずの試合を落とした」と誰もが口にして、しっかり検証し日本の財産にしなければいけないと痛感した敗戦でしたが、2014年ザックJAPANで臨んだブラジルワールドカップでも、悲劇は繰り返されたように感じます。
今年のS級講習会では、監督とコーチの違いの1つ、『決断』について、例年以上にフォーカスしています。後日S級のレポートをしますのでお楽しみに。
※福西さんの著書をご紹介します。
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